今までのログハウス-オンタリオダブテイル 2005/01

2005年の1棟目は、ダブテール。
今回は1ラウンドの14のノッチがあり少し大変です。
コーナーが多く、フィット出来る箇所も少ないので、調整しながら色々と新しい技法を考えながら作業しています。


2005/1/21

1段目が仕上がった全体写真。しかし、ノッチが多いです。

この家のオーナーの希望により太い木だけが使われています。
ソーミルしたログの直径は平均で60-70cmなので、2段目にしてすでに脚立が必要になっています。

2005/2/6

今回も恒例のフルダブテール。

外から撮影したコーナーの一部。コーナーが複雑に入り組んだデザインなので、遊びがありません。その為、フィットは一発で決めなくては仕上がりが良くなく、時間をかけても最初の加工を普段より念入りにします。

上の写真を室内側から撮影。

家の右半分は、2ラウンド目が終わりました。

例年にない暖かい日が続き、作業が楽だと言いたいが、その分ノッチに頭を痛めていて楽とは程遠い日々です。

2005/2/21

ガレージドアのへダーログをフィットさせた様子。
これは1本のログにノッチが3つでしたが、次は1本のログにノッチが5つあるという難関が待ち構えていて、考えただけで恐ろしい。
同僚と私が考えだした、その名も『ワンショット工法』(笑)をもっと極めなければいけないか、新たに考えださなければいけないか、どちらかになるだろう。

やっと家らしい形になってきました。

2005/3/14

5ラウンド目のスクライブセッティング。当然のように、ノッチが3つあります。

 


アーチウェイ。





その反対側

上から見ると、こんな感じです。この複雑な設計、オーナーは見に来られる度ハッピー♪そうでやりがいがありますが、なかなか頭を痛めながらの作業です。

2005/4/12

予定では6ラウンドでしたが、6.5ラウンドで壁積みは終了。
この写真は週末(4/2,3)の大雪の次の日に撮りました。湿った雪が40cmぐらい積もり、ヤードに入るのに2時間、仕事始めるまで更に1時間の雪かき、ほとんど仕事になりませんでした。

フロアシステムやルーフシステムは角材待ちのため、横で次の小さなダブテールが始まりました。

2005/7/10

6月にシッピング完了しました。

このログハウスのオーナーは、ログサプライヤーで、このログを3年がかりで集めたというだけあって、1本1本のログが大きく短いログでさえ人力で回せませんでした。

ログ壁の製材した残りの材を床材・天井材用に再度加工し(写真下トレーラーに積んであるやつです。)自分の切り出した木をできるだけ多く使うという、仕上がりが楽しみの家です。

このルーフは、ラフターをパーリンが支える構造です。
パーリンは強度をあげるため、ハードウッドのオーク(これもオーナーが切り出したログ)を使っています。
通常はリッジビームがあるのですが、今回はなく、おまけに一部地下室の床への開口部があり、単純に換算して4階建てのビルディングの上で命綱なしで作業している感じでした。ちょっとびびりました。

口部の加工を終えたところを室内側から。


以前、建築したログハウスに行ってきました

2006/1/29

去年夏にシッピングしたログハウスの最近の状況です。
外観は意図的にグレーにし、少し古びた感じで良い味になってきていました。


オーナー夫妻です。オーナーは私達のログのサプライヤーで、夫婦でコンパス片手に山に入り、切り出す木を選定していくそうです。
このログハウスは、樹齢150年(直径70cm超)のログも多数使われていて、ノッチも非常に大きく、3ラウンドで身長超えです。大きいログが特別すごいとは思わないですが自分で選んだ、しかも3年がかりで集めたログで建てるログハウスは格別でしょう。
通常は引き取り手のない端材も、スライスし床材に使われています。
端材をスライスする費用と、市販の製材された床材の費用を比べると、市販の床材を買った方が安かったそうです。